



ということで、日本の神話について意外と知らない人が多いみたいなので
古事記上つ巻から
1.伊弉諾伊邪那美の国生み神生み
2.黄泉の国と三貴子の誕生日
3.天の岩戸とヤマタノオロチ
4.大国主神の国造り
5.邇邇芸命の天孫降臨
6.海幸山幸
の6部構成で説明していきたいと考えています。
【2020年6月18日追記】
古事記中巻に当たる部分も更新しましたのでぜひご覧ください
注意点
※名前などの漢字については、さまざまな表記方法がありますが、本ブログではできる限り古事記通り記載いたします。
※イラストについては主の独断と偏見で選んだフリー画像です。
※特に重要であると感じる部分については太文字、太文字よりも重要度が下がるものについては下線で表記してあります。

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最初に生まれた神様
まず、最初に高天の原という天上の世界に
1.天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)です。
次に2.高御産巣日神(タカミムスビノカミ)、
その次に3.神産巣日神(カムスビノカミ)という神生まれました。
最初に生まれた3柱を造化三神と言います。
(神様を数える単位は柱です)
ポイント
高御産巣日は今後、高木の神という名前で、高天の原(天上の神の世界)の最高司令官としても登場します!!!
次に生まれたのは
4.宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢ)
5.天之常立神(あめのとこたち)
です。
ポイント
- ここまでの5柱は全て独神(ひとりがみ)であり、またこの世界に姿を現すことはありません。
- 独神とは単独の神ということで、今後出てくる対偶神(双神)と対比されています。
- ここまでの5柱の神を合わせて別天津神(ことあまつかみ)と言います。
6,7,8,9,10番目の神が現れた後に現れるのが
伊邪那岐命(イザナキミコト)、伊邪那美命(イザナミミコト)です。
2柱でセットなので対偶神(双神)です。

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国生み・神生み
伊邪那岐命、伊邪那美命は別天津神に

と命令されます。
そこで伊邪那岐命,伊邪那美命は天の浮橋(神が天界と下界を昇降するため用いた橋)に立ち
矛を使って、この世の材料?素材?をグルングルンかき混ぜます。
そして、その矛から塩が滴り落ちて島(淤能碁呂島)になりました。
この島に降りて国生みを始めます!!!


いくら伊邪那岐命・伊邪那美命といっても、どうやって国を作るのかというのはたいへん難しいことです。
悩みに悩みぬいた2柱ですが、ある時ひらめきます。

大木(天の御柱)の周りをそれぞれ時計回り,反時計回りに歩いて出会ったところで声をかけるという儀式を行い、その後みのまぐわい(性交)をすることにしました。
いざ実践!!!!!
予定通り大木の周りを歩いて、遭遇して、
伊邪那美命から伊邪那岐命に声をかけました。
そしたら、なんと水蛭子(ひるこ)、淡島(あわしま)が生まれてしまいました。
失敗です。
ポイント
水蛭子、淡島については詳しい記述はされておらず、どのような子であったかはわかりません。

この反省を踏まえて
次は伊邪那岐命から伊邪那美命に声をかけました。
すると今度は成功!!!!!
淡路島(淡道之穂之狭別:あわぢのほのさわけ)、
四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州など併せて14の島が生まれました!!!


2柱は最終的に35の神を生むのですが、
火之夜芸速男(ひのやぎはやお 別名:火之迦具土 ひのかぐつち)という火の神を生んだときに女性器を大やけどして死んでしまいます。

悲しんだ伊邪那岐命は火之夜芸速男の首を切って殺してしまいました。
ここまでが天地開闢と呼ばれるお話です。
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次からどんどん面白くなってきますよ!ぜひvol.2に進んでくださいね!!!
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