‘‘超‘‘現代語訳 古事記

古事記って面白い! ”超”現代語訳 vol.12

たむ
今回で古事記中巻までの現代語訳はおしまい!!!

 

えーーもうおわちゃうの~~
こま君

 

たむ
今後は古事記の下巻や日本書紀を現代語訳して古事記と比較した記事も出したいと考えているので、良ければブックマーク、お気に入り登録よろしくお願いします!!!

 

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ここまでのあらすじ

倭建命やまとたけるは景行天皇に各地の平定を命じます。見事役割を果たした倭建命ですが伊吹山にて傷を負い、能煩野のぼのにて死んでしまいます。

時は流れ景行天皇が崩御されると成務天皇が即位しました。

 

神功皇后の朝鮮遠征と住吉三神

成務天皇が90歳で崩御されると、倭建命の子である仲哀天皇が即位します。
仲哀天皇には息長帯比売命おきながらたらしひめのみこと(=神功皇后)という后がいました。

 

ある日、仲哀天皇は熊襲の地の平定に向かうことになりましたが、
その前に建内の宿禰たけうちのすくねらを集めて庭で神託を受けることにしました。

 

神託を受けようとしていると、息長帯比売命おきながらたらしひめに神が乗り移ります。

息長帯比売

熊襲の平定ではなく西にある国=新羅(朝鮮半島)を平定しなさい。そこには、金銀のほか素晴らしい財宝がある

 

「いやいや、西って(笑)海しか見えないぞ。国なんかあるはずないじゃないか(笑)」

そう仲哀天皇が言うと、

息長帯比売
お前は日本を治めるべきではない!!お前の行き先は熊襲でも新羅でもない。黄泉よみの国だ!!

そのままポックリと逝ってしまいました。

メモ

いくら天皇と言えど神に逆らえば死んでしまうのですね

 

みんなが慌てふためく中、神に取りつかれた息長帯比売命おきながらたらしひめはこう続けます。

息長帯比売
この国を治めるべきは、息長帯比売命の胎内にいる子だ

 

これを聞いた建内の宿禰たけうちのすくねが男か女かを問うと

息長帯比売
男子である

 

そして最後に「神託をありがとうございます。最後にあなたの名前を教えてください」と神の名前を問うと

 

息長帯比売
私は底箇の男・中箇の男・上箇の男の3柱だ。これは天照大御神アマテラスオオミカミの御心である。 私たち3柱の御心を船に沈めて、朝鮮半島へ向かいなさい

 

ここで息長帯比売命おきながらたらしひめは我に返りました。周りを見渡すと仲哀天皇は倒れているし、聞いたこともない海の向こうの地に向かうことになっているし混乱しましたが、神託には逆らえません。

早速朝鮮半島に向かいます。

 

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船は追い風に乗り、素晴らしいスピードで朝鮮半島に到着しました。
朝鮮半島につくと
新羅王と百済王は日本への忠誠を誓い、貢物をすることも約束しました。

 

そこで、神託を行った三柱の荒魂を朝鮮の守り神として、福岡県の住吉神社に祀ったのでした。

 

神功皇后と応神天皇

息長帯比売
っていうか、、、もうすぐ生まれそう…

 

実は朝鮮への親征の最中にも実は息長帯比売命おきながらたらしひめの胎内の赤ん坊はすでに生まれそうでした。
腰に石をくくり付けて生まれないように何とか九州に戻り伊奢沙和気命いざさわけのみことを出産しました。

 

この土地を今では宇美うみ(現在の福岡県粕屋郡宇美町)と呼んでいます。

 

さて、息長帯比売命は伊奢沙和気命いざさわけのみことを連れて大和に帰ることにしました。

息長帯比売
なんだか嫌な予感がする…もしかしたら誰かがこの子の殺害をたくらんでいる気がするわ。

 

そう考えた息長帯比売命は筑紫から難波に船を出し、罠を張ることにしました。
どのような罠かというと、「子はすでに死んでしまった」という偽情報を流すというものでした。

 

一方、やはり大和では伊奢沙和気命いざさわけのみことの異母兄弟である香坂かごさかの王忍熊おしくまの王は子の殺害することを企んでおり、この兄弟は殺害の前に山で誓約狩りを行うことにしました。

メモ

誓約狩りとは狩りの成否で吉凶を占う方法です

 

この誓約狩りで、香坂の王はイノシシに襲われ死んでしましました。
誓約の結果としては最悪であったが、

それでも息長帯比売命の子が死んだという情報を聞いた忍熊の王は自分の勝利を疑いませんでした。


決戦がが始まり、両者互角で戦っているとき遠くの方から

「息長帯比売命は討たれたぞーーー」

という声が聞こえてきました。

これを聞いた忍熊おしくまの王の軍が武器をしまい喜び始めました。

 

しかし、これらは建内の宿禰たけうちのすくねらが仕組んだ罠であり、忍熊の王が油断しきったところに船から大量の弓矢を浴びせたのでした。

この騙し討ちにより窮地に立たされた忍熊の王は敗走し、琵琶湖に身を投げて命を絶ちました。

 

 

戦いが終わると、建内の宿禰はの禊をするように勧めます。

メモ

兄弟の反逆による穢れを落とすため、もしくは作戦とはいえ死んだことにしたことによる穢れを落とすためだと考えられます。

 

禊のために若狭(福井県)に向かうことにしました。

 

ある時、建内の宿禰が寝ていると、品陀和気命ほむたわけのみことという神が現れ、

伊奢沙和気命いざさわけのみことと私の名前を取り換えてほしい」

との神託を受けました。

 

これに応じ、伊奢沙和気命は品陀和気命に名前を変え、品陀和気命は伊奢沙和気命と呼ばれるようになったのでした。

神は名前を取り換えてくれたお礼に
御食みけ(天皇の食事)として鼻に傷を負ったイルカを浜に並べ
これをたたえて、御食つ大神みけつおおかみという名前を与えられたのでした。
御食つ大神という言葉から派生して気比けひの神と呼ばれるようになり、福井県敦賀氏にある気比神宮に祀られています。

それから時がたち、伊奢沙和気命は応神天皇として即位し、橿原に都を構えます。

メモ

どこからが実在する天皇であるのか学説はいくつかありますが、この応神天皇から実在しているという説は、子の系図などを根拠に有力なものとなっています。

 

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応神天皇の後継ぎ

応神天皇には多くの子どもができ、その中から
長男の大山守命おおやまもりのみこと、次男の大雀命おおさざきのみこと、末っ子の宇遅能和紀郎子うじのわきいらつこを次期天皇候補としました。

話し合いのイラスト(棒人間)

応神天皇は大山守の命と大雀の命を呼びよせ、こう問います。

「お前らにはそれぞれ子がいるけど、年上の子と年下の子どちらが愛しいかな?」

 

すると、大雀命は 応神天皇が末っ子の宇遅能和紀郎子を皇太子にしようと考えているんだなということを感じ取り

「年上の子は成長して安心だから、手のかかる年下の子の方が愛しく感じます」
と答えると

 

満足した様子の応神天皇は

「そうか、それでは大山守命は山と海を、大雀命は天皇のサポートを、そして宇遅能和紀郎子は皇位を継承しなさい」

と命令するのでありました。

 

大山守命は納得していない様子でしたが、大雀命はこれに反対することはありませんでした。

 

かつて、応神天皇が女性を宮中に呼び寄せたことがあり、
大雀命はその女性を大変気に入ってしまい、「ぜひ、この女性を譲ってほしい」と応神天皇に頼んだところ、応神天皇はその女性をお譲りになったということがありました。

こういうことがあってか、大雀命は応神天皇の言葉に反対しなかったのでしょう。

 

 

応神天皇は、朝鮮半島との交流を行い、日本の発展に大きく貢献し、崩御されました。


応神天皇の死後、遺言通りに宇遅能和紀郎子うじのわきいらつこが皇位に着くはずでしたが、本来の皇位継承順位を持つ長男 大山守命おおやまもりのみことは謀反を企てていました。

 

これを大雀命から聞いた宇遅能和紀郎子は、宇治川のほとりに自分の影武者を座らせ、兵を隠し、自らは船頭に成りすまして、大山守命を待ちました。

 

大山守命は、目の前にいる船頭が本物の宇遅能和紀郎子で、座っているのが偽物だとは疑いもせず、まんまと船に乗り込むのでした。

川・河原のイラスト

船を進めていると、大山守命おおやまもりのみこと
「この先の山に凶暴なイノシシがいると聞くが、私にそいつを仕留めることができるだろうか」

すると船頭に扮した宇遅能和紀郎子は
「できないでしょう。これまでに多くの人が仕留めようとしましたが、誰も成功しませんでした。」

こう言うなり船を大きく揺らして大山守命を宇治川に落とし、大山守命はそのまま早い流れに飲まれて沈んでいってしまいました。

 

 

この後、残った大雀命と宇遅能和紀郎子は皇位継承の順位を譲り合います。

宇遅能和紀郎子「やっぱりお兄ちゃんが皇位に着くべきだよ!!」

大雀命「いやいや、父の遺言通り宇遅能和紀郎子が皇位に着きな!!」

 

こんな調子で全く次の天皇が決まりません。

 

これには天皇に大贄を献上する海女も大迷惑。

大雀命の家と宇遅能和紀郎子の家を何度も往復している間に天皇に献上するはずの海産物は腐ってしまいました。

そして、このことから「海女だからこそ自分の持ち物に泣く」という諺がうまれました。

 

そうこうしているうちに、宇遅能和紀郎子は死んでしまい、大雀命が皇位に着くことになりました。

 

 

たむ
これで古事記中巻の現代語訳を終わります!!

ありがとうございました!!!

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