豆知識

皇学館大学神道学専攻科の入試 ~筆記と面接対策~

私は皇学館大学の神道専攻科を受験し入学しました。

たまに神道学専攻科の入試はどのようなものなのか質問されることがあります。神道学専攻科は受験者が少なく入試の内容についてはネット上にはあまり情報がないため、受験を考えている人は心配に感じていると思います。

たむ
私が受験した時の話にはなってしまいますが、皇学館大学神道学専攻科の入試について説明していきます。

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受験科目について

受験科目は

 

  1. 論述を中心とする学力試験
  2. 面接

で構成されています。

 

服装は全員スーツですが、カバンに関しては就活に使うようなものではなくリュックや普段使いの手提げの人が多かったです。

 

論述を中心とする学力試験

「論述を中心とする学力試験」って...非常にあいまいな試験内容の説明となっていますね。

皇学館大学の公式Webサイから資料を請求すると、出願書類と共に 確か2年分?の過去問が送られてくるので、それを解いて対策を行いましょう。

 

とは言っても、毎年形式はガラッと変わります。ある年は神道に関する評論文から、またある年は日本書紀からの出題、またまたある時は小論文ということもありました。

「それじゃあ対策できないじゃないか」という声も聞こえてきそうですが心配はいりません。ぶっちゃけた話をすると、筆記試験の成績は合否に全くと言っていいほど関係していません

私が受験生だったとき、試験終了後に回答用紙を回収されるとき周りの人の回答をチラ見しましたが、ほとんど白紙という人もいました。それでも入学後はその人と一緒に授業を受けることになりましたので。

ただ、古事記を読むなど神道に関する基礎知識はあった方がいいですね。それくらいやるのがこれから神道を学ぼうとしている人として当然の行為だと思います。

あとは、教室に時計がない場合があるので腕時計は忘れずに持参しましょう。

 

 

面接

皇學館大学の教員に話を聞いたことがあるのですが、重視されているのは筆記試験よりも面接みたいです。

面接官は二人で所要時間は10分で、入口すぐのところにカバンを置くイスがあった気がします。

当時のSNSなんかを遡りながら、私が面接で聞かれたことを以下に記述していきます。

 

面接で聞かれること

  • 志望理由
  • 今まで実家の神社でどんな手伝いをしてきたか
  • 歴史や古典は好きか
  • 下宿はするか
  • 神道専攻科は厳しいけれど やっていく自信はあるか
  • 現在取得している資格をどのように生かしていきたいと考えているか
  • 身内に皇学館大学の出身者はいるか
  • 伊勢には来たことがあるか
  • 実家の神社では家族のうち誰が神職をしているか
  • 年齢が25歳を超えている場合または女子の場合は奉職が難しいことを伝えられる
  • 逆質問

毎年10数人の受験者しかおらず面接官も慣れていないのか質問もたどたどしく、実は面接すら重視されてないのではないかという印象を持ったのを覚えています。

面接対策としては、ドアを3回ノックして「どうぞ」と言われてから「失礼します」と言って入室する...などの簡単な礼儀は覚えていきましょう。

あとは志望理由など確実に聞かれるであろう質問の対策を行った方が良いでしょう。基本的には緊張せずいつも通りのキャッチボールをすればよいのですが、「なにか質問したいことはありますか?」という逆質問については考えていかないと回答に詰まってしまうだろうと感じたので、一応対策しておいた方がいいかもしれません。

 

皇學館大学神道学専攻科の入試の難易度は?

難易度はズバリ……すごく低いです。

神職が良く言うのは

「専攻科は入るのは簡単。入ってからが大変」という言葉です。

 

入試については神道を学びたいという意欲があれば特に心配することはありません。

たむ
みなさんの健闘を期待しています!

 

 

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