豆知識

【神主が教える】和魂・荒魂・幸魂・奇魂とは 大国主神と大物主神の関係

国造りの時に現れた大物主神は大国主神と同一と言われているけど、どういうことか分からないんワン

 

確かにそれは現代人的な感覚では難しい問題だよね。

まずは、和魂,荒魂,幸魂,奇魂について説明していくよ!

 

古事記・日本書記の国造り

まずは日本書記の国造りの場面を切り抜いて紹介します。

 

大国主命おおくにぬしのみこと少彦名命すくなひこなのみことと協力して国造りを進めていましたが、ある時 少彦名命は常世の国に帰ってしまいました。

その後、なんとか1人で国造りを成し遂げた大国主命が出雲の地に戻り海岸を歩いていると、海の方から不思議な光が近づいてきて、こう言います。

「もし私がいなければ、国造りは達成できなかったでしょう」

 

大国主命がこの神に名前を聞くと

「私はお前の幸魂・奇魂である。これからは三輪山に住もうと思う」

と答えました。

 

三輪山に鎮まる神が大神神社おおみわじんじゃ(奈良県桜井市)の大物主神です。

 

古事記では「幸魂」,「奇魂」という言葉は出てきませんが、日本書記と似たような大物主神おおものぬしのかみのお話があります。

 

古事記の国造りの場面はこちら

 

ここから「幸魂」,「奇魂」とは何なのか説明していくよ!

 

四魂とは

四魂とは

和魂にぎみたま」「荒魂あらみたま」「幸魂さきみたま」「奇魂くしみたま

の総称です。

 

和魂・・・神の穏やかな一面

荒魂・・・神の荒々しく活発な一面

幸魂・・・神の幸いをもたらす一面

奇魂・・・

を指します。

 

本居宣長が説明したように、

和魂の一種が幸魂、奇魂と考える説が一般的です。

 

大国主神と大物主神の関係

大国主命は最終的に1人で国造りを行い

「この国で私に従わないものはいなくなった。」

こうつぶやいたとされています。

 

これは大国主命の慢心の表れであり、荒魂の働きが強くなったと解釈できます。

この働きを収めるために、和魂の一種としての幸魂,奇魂が現れたということです。

 

 

現代人的な感覚でいうと、

自分の目の前にもう一人の自分が現れたというのは考えられないことではありますが、

古代の人には、

自分の根底にある”自分はこうありたい”という気持ちが目の前に神として現れるという感覚があったということです。

PC

ブログ村

-豆知識

Copyright© 神社のハナシ , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.