豆知識

宮中三殿と宮中祭祀の区分

たむ
前回は宮中祭祀一覧の紹介とその簡単な説明を行いました!
まだ見ていないという人は先にその記事を見るのもいいかもだワン!
こま君

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宮中祭祀とは

八百万の神に国家安泰や五穀豊穣を祈願するもので、1908年に制定された皇室祭祀令で大祭と小祭の区分や20件近くの祭儀が定型化されました。

その後、1947年の皇室典範改正にあたり皇室祭祀令は廃止されましたが、現在でも宮中祭祀は皇室祭祀令の規定に準拠して行われています。

 

祭祀は宮中三殿などで行われます。

宮中三殿とは

賢所かしこどころ:天照大御神を祀り、御霊代である八咫鏡の形代を奉安する

皇霊殿こうれいでん:歴代天皇・皇族の御霊がまつられており,崩御の1年後に合祀される

神殿しんでん:天神地祇(天つ神・国つ神のすべての神)を祀る

のことを言い、三殿が横に並んでいます。

中央にあるのが賢所、右にあるのが神殿、左にあるのが皇霊殿で、これらは廊下で結ばれています。

 

 

この中でも賢所は他より1尺高いところに設置されており、「威所」や「恐所」とも表記され最も尊いところとされています。

賢所は天皇に仕える女官である「内侍」が奉仕したことから内侍所ないしどころとも呼ばれます。

 

このほかにも宮中三殿には神嘉殿、神楽舎、綾綺殿、奏楽舎、帳舎が付属しており、これらを合わせて「賢所(けんしょ)」と呼びます。

 

たむ
同じ賢所という漢字でも「かしこどころ」と「けんしょ」があるんだね~

 

神嘉殿:新嘗祭を行う御殿。普段は神はおらず、新嘗祭の時のみ神をお呼びする。

綾綺殿:祭典の際に、衣装を整えるための御殿。

幄舎:列席者が参列する。

御饌殿:神々に供える神饌をつくる。

宮中祭祀の区分

天皇自ら祭典を行い、御告文を奏上する大祭

例 元始祭・昭和天皇祭・春季皇霊祭・春季神殿祭・神武天皇祭・秋季皇霊祭・秋季神殿祭・神嘗祭・新嘗祭

 

掌典長が祭典を行い、陛下は拝礼される簡略的な小祭

例 歳旦祭・祈年祭・賢所御神楽・天長祭・先帝以前3代と先帝の后の例祭(孝明天皇例祭・香淳皇后例祭・明治天皇例祭・大正天皇例祭)

 

その他の祭儀

例 四方拝・奏事祭など…

の三つにわけられます。

 

たむ
宮中祭祀の区分とそれぞれどこで行われているかを表にしてみたよ!

わかりやすい表はこちら

掌典職とは

掌典職とは宮中三殿において宮中祭祀を担当する部門をいいます。

戦前は宮内省の外局という位置づけでしたが、宮内省が宮内府(宮内庁の前身)となった際に国家機関から外され、天皇の私的な使用人とされています。

 

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