東日本大震災から今年でちょうど10年です。
当時私は学生でして地震の瞬間は先生から説教を受けているところで、その時のことがかなり印象に残っています。
最近も大きな余震が起きたばかりで、地震の恐ろしさを感じるとともに、地震大国日本で神社を守っていくための意識を強く持っているところです。
東日本大震災では多くの神社の社殿が倒壊してしまいました。
神社本庁による神社復興支援により、現在では多くの社殿が再建され以前の賑わいを取り戻しています。その一方で、被害が著しいところでは神社再建の目途が立たず、周辺住民が町村を離れたことで氏子がいなくなってしまったというところもあります。
未だに復興が進まないということはたいへん悲しいことで、復興は日本国民全員の願いでもあります。
全国の神社ではこれらの神社の更なる復興を願って「復興祈願祭」が行われます。
私自身も東北の皆様の安全をお祈りしています。
また、今後数十年のうちにほぼ確実に南海トラフで地震が起こるとされています。
南海トラフで地震が起こるとなれば日本全国に被害が生じると考えられ、私の携わる神社も他人ごとではありません。
まずは平時から災害時を想定した訓練と減災のための工夫を神社職員・役員総代とともに進めていきたいと考えています。