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神社のご祈祷は途中からの参加も可能? 最初から参列するべき理由

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神社のご祈祷は途中からの参加も可能? 最初から参列するべき理由

こんにちは!神職の けん です。

普段は三輪神社の神職をしながら、当サイトやXで神社の豆知識や日々思ったことを綴っています。


神社でご祈祷を受ける際、「予約した時間に少し遅れてしまったらどうしよう」「途中から参加しても大丈夫だろうか」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

結論からいえば、ご祈祷は開始時刻までにお越しいただき、最初から最後までご参列いただくことが望ましいものです。

では、なぜご祈祷は途中からではなく、最初から受けることが大切なのでしょうか。

その理由を、神社の祭りにおける「清浄」という考え方と、ご祈祷の流れから見ていきましょう。


祭典神事には心身の「清浄」が大前提

神社で行われる祭典では、神職自身は身を慎み、心身を清めて神事に奉仕します。

神道では古くから、神様にお仕えする際には日常の生活から離れて身を慎み、斎戒(さいかい)をして心身を清めることが大切にされてきました。

現代でも神社本庁は、大祭・中祭には1日前から、小祭には当日から身を慎むべきと斎戒規定を定めています。また、神社によってはさらに厳しい独自の斎戒規則を持っていることもあります。

神職が神事に奉仕するために身を清めるのと同じように、祭典神事・ご祈祷に参列なさる方もまずは心身を清めることが大切です。

神社の斎戒についてはこちらの記事で分かりやすく紹介しています!

 

手水をとるのもお祓いの作法の一つ

神職は身につけた罪穢れを祓うため、禊を行っています。禊にはさまざまな方法がありますが、多くの場合、全身に水をかけたり、浸かることで行います。

神社にお参りした際に境内の入口で手水をとるのも心身を清める作法の一つと言えるでしょう。手水は禊を簡略化したものであり、手や口を清めることで日常の生活から神聖な神前へと気持ちを切り替えることができます。


ご祈祷の最初に行われる「修祓」

ご祈祷では、神職が祝詞を奏上して御祭神に願い事を申し上げますが、その前に「修祓(しゅばつ)」という式次第があります。

分かりやすく言うと、修祓とは祭典神事やご祈祷に先立って参列者や祭場などを祓い清めることです。

ご祈祷では、神様に願い事を申し上げる前に、まず修祓を受けて心身を清め、神前に進むための準備を整えます。

まずは心身を清浄な状態にする。この順序が大切なのです。


途中から参加すると、修祓(お祓い)を受けられない

ご祈祷では、まず「修祓(お祓い)」を行っているということを説明しました。

神様に願い事を申し上げるのであれば、その前に修祓を受け、心身を清めて神前に進む。その一連の過程を含めて、ご祈祷なのです。

ご祈祷の途中から参列すると、修祓に参列することができず、ご祭神や神社に対して失礼に当たります

そのため、特別な事情がない限り、途中からではなく、開始時刻までにお越しいただくことをお願いしています。


始まるまでの時間もご祈祷の一部

境内に入り、手水をとり、心を落ち着ける。

こうした一つひとつの行為も、日常の生活から離れて御祭神と向き合うための準備になります。

少し早めに神社へ到着し、心を整えてから神前に進む。これは、ご祈祷を受ける上で大切な心構えと言えるでしょう。

修祓から最後まで、神事の一つひとつを大切に受けていただければと思います。


ご祈祷に遅れてしまった場合は神社の神職に相談を

とはいえ、交通事情や仕事、体調など、やむを得ない事情によって開始時刻に間に合わないこともあります。

その場合は、無理に途中から拝殿へ入るのではなく、まず神職にご相談ください。

個別に祓を行うなど、その時の状況に応じた対応をしていただけるでしょう。


ご祈祷を途中退室していいか

ご祈祷は清浄な状態で御祭神と向き合うことが大切だとお話してきましたのでお分かりかと思いますが、ご祈祷を途中で退出することは望ましくありません

退室した場合に、せっかく修祓をおこなった清浄な状態がどうなるのかという問題もありますし、御祭神に対して失礼に当たると思います。

ご祈祷を受ける時には携帯電話の電源を切るなど、気をそらさないための注意が必要かと思います。

しかし、実際には体調不良等で席を外さなくてはならない場合もあると思います。

やむを得ない事情がある場合は、退出前後どちらか可能な時に神職に相談してみてください。

 

お宮参り・七五三詣のご祈祷で子どもが泣くときは?

お宮参りや七五三詣のご祈祷でお子さまが泣いてしまうことを心配している方は多いかと思います。

私はお子さまが泣いてしまっても、すぐに退出する必要はないと思います。

神社の信仰は我々の先祖が命を紡いで継承されてきました。御祭神もお子さまの成長をご覧になることを楽しみにしているのではないでしょうか。

詳しいことはこちらのページに書いておりますので、心配に思われている方はぜひご覧ください。

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  • この記事を書いた人

神職〈けん〉

神社で生まれ育ち、名古屋市大須の三輪神社で奉仕する神職です。キリスト教系の学校で学び、法学を修めた後、神職となりました。「神社をもっと身近に」をテーマに、このサイトを運営しています。

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