今は西暦何年だ!
にっ...2020年!?!?
今は西暦2XXX年なんじゃないのか!?!?(タイムスリップしたヒト風)
2020年って何があった年だ!?
えっ?東京オリンピック?コロナウィルス?日本書紀編纂1300年???

なんて茶番はここまでにして。
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はじめに
3月4日からリクエストのあった古事記の簡単なあらすじ説明を6部構成(1日1部を目標に)で記事にしようと考えています。
【2020年6月18日追記】
古事記の現代語訳は以下のページに進んでください
今日はその前提知識として古事記と日本書紀の豆知識についてお話ししようと考えています。
【2020年6月18日追記】
この記事に加え、古事記と日本書紀の違いを詳しく説明している『”超”現代語訳 日本書紀』を見ていただけるとさらに知識が深まると思います。
古事記と日本書紀の違い
古事記と日本書紀というものがありますよね。
高校生の時、記と紀を間違えないようにと言われたのを今でも覚えています。
2つを合わせて記紀と呼びます。
古事記
日本最古の現存する歴史書です。
天武天皇が稗田阿礼に命じて誦み習わせた帝紀と旧辞を元明天皇の命で太安万侶が撰録した。
帝紀…帝皇日継のこと
天皇にまつわる事を皇位継承順に列記したもの
旧辞…先代旧辞のこと
天皇統治以前の神話を記したもの
完成は712年(43代 元明天皇)
物語調で大和言葉(和化漢文…日本化した漢文)で書かれる
上つ巻,中つ巻,下つ巻の3巻構成
上つ巻では神代(イザナギ,イザナミ、アマテラスなど)、中巻では神武天皇から応神天皇までが、下巻では仁徳天皇から推古天皇までが記されています。
日本書紀
舎人親王らが編纂
完成は720年(44代 元正天皇)
編年体で漢文
30巻+天皇家の系図1巻からなり、神代から持統天皇までを記す
神代について記述されているのは2巻のみ
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ほぼ同時期に古事記と日本書記がつくられた理由
この問いについては、用いられた言葉を見れば解決します。
古事記は大和言葉
日本書紀は漢文
で書かれているのでしたね。
つまりここから
古事記は国内向けに天皇の正当性をアピールする目的で、
日本書紀は国外向けに日本の存在をアピールするためにつくられたことがわかります。
また、日本書紀は朝鮮半島や中国の文献を引用していることからもそう解釈できます。
今日はすごく簡単にではありますが古事記と日本書紀の違いについて説明しました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
”超”現代語訳 古事記 vol.1はこちら