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【神主が教える】五大神勅とは?日本書紀を引用してわかりやすく解説!!

たむ
以前、以下のツイートをしたよ!!!

 

こま君
天孫降臨の際に天照大神が下したとされる神勅だワン!日本書紀の現代語訳でいうとvol.3あたりだワン!!
たむ
三代神勅とか五大神勅は難しいテーマではあるけれど今からできるだけ噛み砕いて説明するね!!!

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神勅とは

天孫降臨の際に、高皇産霊神または天照大御神が与えた命令のことを「神勅」と言います。

神勅は日本書紀に記述されています。(一部は古事記にも記述があります)

 

たむ
神勅は三大神勅五大神勅に分けることができるよ

 

五代神勅(三大神勅)とは

天壌無窮の神勅

葦原千五百秋瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就でまして治らせ。行矣。宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮り無けむ

現代語訳:葦原千五百秋瑞穂の国(この世界)は私の子孫が治めるべき地です。行って治めなさい。天地共に永遠に栄えることとなるでしょう

これは天照大御神が天孫降臨の際に瓊瓊杵尊に下した神勅です。

初代神武天皇は瓊瓊杵尊の子孫にあたり、天皇を長としてこの世界をまとめ、繁栄させることを示唆しています。

天壌無窮の神勅によって日本という国が永遠に続くというのは天照大神が予祝するところではありますが、安泰であると努力しないのは怠りです。 私たちが生きる日本という国があるのは祖先の営みがあったからこそということを忘れてはなりません。

 

宝鏡奉斎の神勅(同床共殿の神勅)

吾が児、此の宝鏡を視まさむこと、当に吾を視るがごとくすべし。与に床を同くし殿を共にして、斎の鏡となすべし。

現代語訳:我が子よ、この鏡を見るとき、当然私を見るのと同じように見るべきだ。床を共にし、同じ殿にいて神聖な鏡としなさい。

これは天照大御神が瓊瓊杵尊の派遣が決まる前に候補とされていた天忍穂耳尊に下した神勅です。

三種の神器のうちの1つ八咫鏡を天照大御神の御神体として祀り、宮中で保管しなさいということです。

第10代崇神天皇の御代に、床を共にすることは恐れ多いことであるとして、宮中には八咫鏡の形代(レプリカ)を置き、本体は伊勢神宮に移されました。

草薙剣の形代と八尺瓊勾玉は剣璽と呼ばれ、天皇陛下の寝室の隣の部屋である剣璽の間に安置されています。

 

 

斎庭の稲穂の神勅

吾が高天原に所御す斎庭の穂を以て、亦吾が児に御せまつるべし。

現代語訳:天照大御神がつくる天上の田の稲穂を天忍穂耳尊に授けよう

これは天照大御神瓊瓊杵尊の派遣が決まる前に、候補とされていた天忍穂耳尊に下した神勅です。

”超”現代語訳 日本書紀 vol.1」では月夜見尊が斬った保食神の体から穀物が生じ、天照大御神がこれを持ち帰ったという話を紹介しました。

この稲穂を天忍穂耳尊に持たせ地上に向かうように指示したのが斎庭の稲穂の神勅です。

 

宮中祭祀には祈年祭・新嘗祭など稲作に関する祭儀がいくつかあります。

古事記や日本書紀の記述や古代から人々の生活をの他にも、宮中では天皇陛下が自ら御田植えを行い、御稲刈りを行うなど日本という国と稲作は切っても切れない関係にあるということが理解できます。

天皇陛下による稲刈りは昭和2年に始められたものですが、第26代継体天皇が農耕を勧めたことや正倉院に伝わる宝物の中に鋤が残されていることからも天皇自身が農耕に携わってきたことが明らかになっています。

 

たむ
ここまでを三大神勅と言うよ!!

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侍殿防護の神勅

願はくは、爾二神、また同じく殿の内に侍ひて、善く防ぎ護ることをなせ。

現代語訳:天児屋命,太玉命よ、同じ殿で瓊瓊杵尊を守ってください

これは天照大御神が瓊瓊杵尊に同行する高皇産霊神の息子 天児屋命アメノコヤネノミコト太玉命フトタマノミコトに下した神勅です。

天児屋命と太玉命が瓊瓊杵尊の側に仕えることを要求した神勅ですが、これは後に天皇が行う政治を補佐することと同義であると解釈されるようになり、祭政一致の原則につながりました。

太玉命を祖先としている忌部氏、天児屋命を祖先としている中臣氏(後の藤原氏)は朝廷内で重んじられ、天皇の政治を補佐してきましたが、その根拠となるのが侍殿防護の神勅であるということもできます。

 

 

神籬磐境の神勅

吾は則ち天津神籬及天津磐境を起し樹てて、当に吾孫の御為に齋ひ奉らむ。汝、天児屋命・太玉命、宜しく天津神籬を持ちて、葦原中国に降りて、また吾孫の御為に齋ひ奉れ。

現代語訳:私は天上の世界で瓊瓊杵尊のためにお祀り申し上げます。あなたは葦原の中つ国に降りて瓊瓊杵尊にお仕えしなさい。

これは高皇産霊神が自らの息子である天児屋命アメノコヤネノミコト太玉命フトタマノミコトに下した命令です。

「吾孫の御為に齋ひ奉れ」というのは祭祀を司れということです。

天上の世界では高皇産霊神が祭祀を行い、天児屋命と太玉命は瓊瓊杵尊とその子孫のために祭祀を行えということで、皇室の繁栄と この国の平和を願う天皇のために祭祀を行えと解釈できます。

 

神籬とは神の依り代となるもののことを言い、この世界においての神籬こそが神社であると理解することもできます。

吉田神道では神籬を「日守木」が転じたものとしており日継の皇子(天照大神の子孫)を守ること、磐境とは天皇守護の念を岩のように硬くすることを示すとしています。

 

 

たむ
三大神勅にこの二つを合わせて五大神勅と言うよ!!

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