”超”現代語訳 日本書紀

日本書紀って面白い!! ”超”現代語訳 vol.3

今日は日本書紀の現代語訳のvol.3だワン!!

 

今日は『”超” 現代語訳 古事記 vol.5,vol.6』あたりのお話をするよ~

もし日本書紀のvol.1,vol2を見ていない人は下の記事をクリックしてね!

 

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ここまでのあらすじ

素戔嗚尊の子孫である大己貴命おおなむちのみこと(大国主命)は少彦名命と共に国造りを始めました。

途中、少彦名命が常世の国に帰ってしますという事情はありましたが、大国主神の幸魂,奇魂とされる大物主神の登場により何とか国造りを完成させることができました。

 

ここから本編に入っていくよ

 

大国主神の国譲り

さて、大国主命おおくにぬしのみことによる国造りが終わるころ、高天の原たかまのはら(天上の世界)では高皇産霊尊たかみむすびのかみ葦原の中つ国あしはらのなかつくに(この世界)を譲ってもらおうと計画します。

 

タカミムスビ
では、天照大御神の子 天穂日命あめのほひのみことを派遣しよう

しかし、天穂日命は大国主命に媚び、役割を果たすことはありませんでした。

 

タカミムスビ
しかたない…天稚彦命あめのわかひこのみことを派遣しよう。

しかし、天稚彦命は大国主命の娘 下照姫したてるひめを妻にしており、全く高天の原に帰って来ませんでした。

これを不審に思った高皇産霊尊がキジを状況確認に遣わすと、

天稚彦命はこのキジを葦原の中つ国に降る際に高皇産霊神から預けられて弓矢で殺してしまうのでした。

 

この矢が高天の原まで届き矢に付いた血を見た高皇産霊尊は、その矢を下界に投げ返すと、矢は天稚彦命に命中し死んでしましました。

 

タカミムスビ
こうなったら…経津主神ふつぬしのかみ武甕槌神たけみかづちのかみを派遣しよう!!!

この2柱は大国主命とその子 事代主神ことしろぬしのかみと国譲りの交渉をし、見事役割を果たしました。

 

またある説では、

交渉にきた経津主神と武甕槌神に対し

オオクニヌシ
あなたたちの言うことはもっともである。しかし、そんなことを言われてもすぐには信用できない

こう言うと、経津主神と武甕槌神は一度 高天の原に帰り、

高皇産霊神から「現世の政治は天孫に行わせるが、大国主には神事を任せよう。そのために、出雲の国に立派な社(天日隅宮あめのひすみのみや出雲大社)を造ってやる」という伝言を受け、これを大国主命に伝え、交渉をさせたとされています。

メモ

大国主命が神事を任されるようになったことは、神々の最高責任者としての地位を得たとも考えられ、ここから神無月には全国の神が出雲大社に集まるという思想につながります。

 

古事記との違い

日本書紀では経津主神と武甕槌神が交渉を行ったとされていますが、

古事記では武甕槌神しか登場せず、経津主神に関する記述はありません。

 

これを受けて高皇産霊神は天照大御神の孫にあたる瓊瓊杵尊ににぎのみこと葦原の千五百秋の瑞穂の国あしはらのちいほあきのみずほのくにの(この世界)の君主として派遣しました。

このとき瓊瓊杵尊には三種の神器(八坂瓊曲玉・八咫鏡・草薙剣)を持たせ、

また天児屋命あめのこやねのみこと太玉命ふとたまのみこと天鈿女命あめのうずめのみこと石凝姥命いしこりどめのみこと玉屋命たまやのみことら5柱のお供をつけました。

 

アマテラス
宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮り無かるべし

(天皇の位は当然、永遠に栄えるでしょう)

 

天照大御神と高皇産霊神は瓊瓊杵尊らに多くの神勅を下します。

 

神勅について、詳しいことは以下の記事で紹介しているよ。

 

古事記との違い

古事記では天孫降臨の指揮を行ったのは、天照大御神と高皇産霊神が共同で行ったとされていますが、

日本書紀の本文では高皇産霊神が単独で行ったとされています。

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天孫降臨

さて、瓊瓊杵尊らが下界に降ろうとするとき、1柱の大男が現れました。

この神の名を猿田彦神さるたひこのかみといいます。

 

猿田彦神は高天の原からこの世界への道案内を担当することになりました。


葦原の千五百秋の瑞穂の国あしはらのちいほあきのみずほのくにのに着くと、瓊瓊杵尊は山祇神おおやまつみのかみの娘 木花開耶姫このはなさくやひめという たいへん美しい女性を見つけます。

 

瓊瓊杵尊が大山祇神に木花開耶姫を娶りたいと話すと、大山祇神は大量の食べ物と共に木花開耶姫に加えて姉の磐永姫いわながひめを差し出しましたが、磐永姫はたいへん醜かったため、瓊瓊杵尊は木花開耶姫のみを娶りました。

すると大山祇神は「木花開耶姫はたいへん美しいが、桜の花のように儚い。もし、磐永姫も娶っていれば岩のように永遠の命を得ていたでしょう」と言いました。

これが天皇の命が有限である原因です。

 

木花開耶姫の出産

この後、木花開耶姫は妊娠しますが

瓊瓊杵尊は「一晩しか寝ていないのにこができるなんておかしい」と言い、お腹の中の子を自分の子として認めようとしませんでした。

 

すると、木花開耶姫は「もし、お腹の中の子が天孫の御子ならば火の放たれた産屋の中でも生まれるでしょう」と誓約をしました。

このとき火が付き始めた時に生まれたのが火闌降命ほすそりのみこと

火が盛んな時に生まれたのが火明命ほあかりのみこと

次に生まれたのが彦火火出見尊ひこほほでみのみことです。

木花開耶姫はこうして無事に出産することで瓊瓊杵尊の子であることを証明したのでした。

 

 

ここまでが天孫降臨のお話だよ!

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山幸彦と海幸彦

海幸彦と呼ばれ、海の業に長ける火闌降命ほすそりのみこと(古事記では火須勢理命ほすせりのみこと)と

山幸彦と呼ばれ、山の業に長ける彦火火出見尊ひこほほでみのみことは道具を交換して狩りに出かけましたが、

お互いに成果がないばかりか、山幸彦は兄 海幸彦の大事な釣り針をなくしてしまいます。

 

山幸彦
どうすればいいんだ

 

海辺で途方に暮れていると、

老爺がやってきて、「心配するな。わしがどうにかしてやろう」

こう言って無目籠まなしかたみという船をつくり、山幸彦をその中に入れて海に沈めました。

 

海底にたどり着くとそこには立派な宮殿がありました。

 

山幸彦
ひとまずこの井戸の近くにある木の下で様子を窺おう...

 

しばらくすると、宮殿から海神の娘の豊玉姫とよたまひめという美しい娘が出てきて、宮殿に招き入れられることになりました。

 

宮殿では海神にたいそう篤くもてなされ、かくかくしかじか ここにやってきた事情を説明すると、

鯛がその釣り針をもっているとの情報があり、無事に釣り針を取り戻すことができました。

 

そのまま3年の月日が経ち

山幸彦

ここでの暮らしは楽しいものだけど、そろそろ地上に戻らなければならないなぁ

 

すると、海神は潮満珠しおみちのたま潮涸珠しおひのたまを山幸彦に授け、

「これらを使えば、きっと兄は服従するでしょう」と言いました。

 

地上に帰ると、山幸彦は潮満珠と潮涸珠を用いて兄を従わせました。

 

ある時、海から豊玉姫がやってきて「私はすでに妊娠しており、もうすぐ生まれる予定です。産屋を作ってください」と話します。

 

山幸彦はこれに従い産屋を建て待っていると、今度は「私が出産している間、絶対に中を見ないでください」と言いました。

 

しかし、山幸彦はこの約束に背いてのぞくと、中には龍の姿になった豊玉姫が出産をしており、

怒った豊玉姫は、生んだ子を草にくるんで置いて帰ってしまうのでした。

 

この子が鸕鶿草葺不合尊うがやふきあえずのみことです。

 

またある説では、

山幸彦が産屋をのぞくと、中にはサメの姿をした豊玉姫がおり、

怒った豊玉姫が海に帰った後、乳母として妹の玉依姫たまよりひめを派遣したとされています。

この話は古事記と似ているね!!

 

メモ

鵜戸神宮うとじんぐうにある洞窟で出産をしたと伝えられています。

 

成長した鸕鶿草葺不合尊は、叔母に当たる玉依姫を娶り、

彦五瀬命ひこいつせのみこと稲飯命いないのみこと三毛入野命みけいりののみこと神日本磐余彦尊かむやまといわれびこのみことが生まれました。

 

ここまでが日本書紀の神代の巻です。

ひとまずここで現代語訳はおしまいにしますが、この後は天皇紀が続きます。

 

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