豆知識

【神職になるには】神職の階位と資格を取る方法 ~大学や養成講習会~ 

僕も神主になりたいワン!!
こま君
たむ
コマ君、神主になるためには資格が必要って知ってた???
たむ
今回は資格の取り方について説明するよ!!

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神職の階位について

まずは、神主の階位について説明していきます。

この階位というのは神社本庁が定めているもので、神社本庁に属する神社に神職として勤める場合には必ず必要となります。

 

上から

浄階:これは功績のある神主に与えられる位で、ほとんどが高齢者で数えることができるほどしかいません。

明階:別表神社の宮司になるにはこの資格が必要です。

正階:別表神社の禰宜になるにはこの資格が必要です。

権正階:この階位から一般の神社の宮司になれますが、正直 力不足感は否めません。

直階:一番下です。

このように神職の階位は5つに分かれています。

浄階というのは勉強や実務を経験すればなれるというものではなく功績を重ねることによって与えられるものですから、基本的には明階を目指すことになります。

明階という階位はよく「指導神職」という言葉が用いられます。要するに神職を指導する立場にあるということ。わかりやすく言えば神職の先生です。

権正階の‘‘権‘‘という文字には‘‘仮の‘‘という意味があります。最も下の階位というわけであはないけれど正階には満たない者という立ち位置です。

直階は神職としてのスタート地点というイメージでしょうか。この後説明しますが30日程度の講習を受けることで取得することができますから実家が神社だからとりあえず持っているという人もいます。

ちなみに巫女については神主資格は必要なく、採用されれば誰でもなることができます。

ただし、巫女の赤い袴を穿くのは20代の方が多く、30代後半が赤い袴を穿くのはちょっと恥ずかしい というか痛いです。

 

 

神職の資格取得の基本的な制度

神職の資格習得には基本的に検定試験を受けることになっています。しかし、実際のところ検定試験を受けて資格を取得するという人は非常に少ないです。

ではどのように資格を取得するのかというと大学・養成所などの教育機関に通いそこで神社本庁が指定した単位を取得することで検定を受けることなく資格を取得できるということです。これを無試験検定と言います。

イメージが湧かないという方は自動車学校をイメージしてもらえるといいです。試験場に行けば実技と筆記の試験を受けて免許を得ることができますが、多くの人は自動車学校で実技をクリアしてお墨付きをもらった状態で試験場に行きますよね。

詳しいことを言えば違うのですが、噛み砕いて言うなればそういうことです。

 

さて、神職の資格取得の際には学識実務経験の2つの点から審査され、それぞれ別個にクリアしていくことで最終的には明階までは取得できることになります。

学識というのは神社作法や祝詞作文や神道史の勉強のことです。一方、実務というのは神務実習のことで実務というだけあって実際に神社でのお仕事を体験します。これから説明するどの方法をとってもこれは変わらないので、2つの条件をクリアしないと資格はもらえないんだなあと思っておいてください。

たむ
さて、ここから資格取得の方法をいくつか説明するよ

大学に進学する

現在、神主となる資格を取得できる大学は2校だけあります。

それは國學院大學皇学館大学です。

大学ですのでもちろん4年間通わなければならず、また入学試験もあります。

これが一番時間がかかる方法ではありますが神主資格「正階」、研修を受けることで「明階」を取得することができます。

 

意外なことに学生のうち半数以上が社家(世襲神職の家)ではなく一般家庭出身者です。

神職が神社に努めることを奉職と言いますが(世間一般的には就職というあれです)、大きな神社に奉職が決まった人がいると学校でかなり噂になります。

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専攻科に進学する

こちらも皇學館國學院に設置されています。

一年間で「明階検定合格・正階(正階の資格を取得し かつ所定の実習を受ければ明階が授与される状態のこと)」を取得できます。

大学を卒業している者にとっては非常にコスパが良く、大学卒業直後の人の他にも30代から60代くらいの方もいらっしゃいます。

ここでは通常では大学の4年で学ぶことを1年に凝縮して学ぶので相当スケジュールが厳しいです。

また國學院の専攻科は神社庁からの推薦を必要とするところがネックです。

推薦は各都道府県の神社庁を訪ねて

「すみませーーん、推薦くださーい」で何とかなる問題ではないため、主に社家出身者を想定した学校であると言えます。

 

また両者ともに一応入学試験が課せられます。

皇學館の専攻科の試験科目は

1.論述を中心とする学力試験

2.面接

で構成されています。

 

1.の試験は古事記や日本書紀からの出題が多く、問題形式はいわゆる高校入試や大学入試の国語に似ており、また神の名前や神道用語の読み書きについても出題されます。

筆記試験よりも面接が重視されているような気がします。

 

志望者数と定員が毎年同じくらいなので狭き門とは言えず、むしろ広き門です。

ただし、卒業するまでの道のりはたいへんに厳しいものですので、覚悟を決めて入学してください。

また、2年間在籍し「明階」を取得する大学院も設置されています。

 

神職養成学校に通う

山形県の出羽三山神社神職養成所
宮城県の塩竈神社神職養成所
愛知県の熱田神宮学院
京都府の京都國學院
三重県の神宮研修所
島根県の大社國學館

詳細は各機関により異なりますが、だいたいは2年間在籍で「正階」が、1年在籍で「権正階」が授与されます。

推薦等が不要で、高校卒業程度の学力があれば入学できますので、時間に余裕があればハードルは低めです。入学に、作文等の試験があります。

 

また、通信制の養成所もあります。

大阪國學院では神社庁の推薦が必要ですが、通信で直階を取得することができます。

 

神社庁主催の検定講習を受講する

学生でいう長期休暇があるような時期(春・夏)に一か月程度、

通うことで資格を得ることができます。各期間ごとに対象となる階位が指定されており、

直階が対象である時以外は開催される講習が自分の保有する階位の1つ上でなければ受講はできません。

 

これを何度も繰り返すことでランクアップすることもできますが、朝から夕方まで授業なので学生生活から遠ざかっている者にとっては割としんどいです。

また、この講習を受けるには奉職先が決まっているなど推薦がなければならないため、社家やすでに資格を保有している者を対象としている制度と言えます。

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たむ

神職は大変な仕事ではありますが、神様に仕えることのできる素晴らしい仕事です。

興味のある方は是非検討してみてはいかがでしょうか。

 

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