最近友人がちょくちょくと結婚していき、もうそんな年かと悲しいような嬉しいような気分になっています。
私の知り合いには何組かのお互い関東出身の夫婦と関西出身の夫婦がおり、夫婦の関係性について東西では大きな違いがあると感じました。
それはズバリ...... 関東は夫の力が強く、関西は妻の力が強いということです。
ではなぜ、関東と関西でこのような違いがあるのか考察してみました。
歴史的な観点から考察すると、関東と関西の夫婦関係の違いを生み出したのは武士の文化と公家の文化の違いではないかと思い至りました。
関東は鎌倉幕府・江戸幕府があるように武士の文化、関西は明治に入るまではずっと朝廷があったように公家の文化です。
まず、関西の公家文化について説明しますが、公家文化では妻問婚(通い婚)が一般的でした。
妻問婚とは男性が女性の家に通い婚姻するというもので、女性が主導権を握ったような関係性が構築されます。この妻問婚という制度によって平安中期には藤原氏による摂関政治が行われたという歴史があるのですが、その話はまた別の機会に。
妻問婚が一般的だったと言ってもその慣習は鎌倉時代以降は変わっていったようですが、女性優位的な発想は残っていったのかもしれませんね。
これに対して関東は武士の文化です。
大河ドラマを見たことがある方は想像できるでしょうか。武士の文化では男性が優位にあり、女性が男性の家に嫁ぐという考え方が一般的でした。
正室・側室という言葉があるように一夫多妻の関係性があったことも男性優位の様子が伺えます。
夫婦関係というと一昔前はさだまさしさんの「関白宣言」なんて歌がありますが、さだまさしさんは長崎県出身で中学一年生の時に単身で上京したようです。ここまで言ってしまうと流石に話が飛躍しすぎでしょうか。
そういえば、さだまさしさんは國學院大學に入学していたらしく神道学を学んでいたわけではないみたいですがなんとなく親近感が湧きました。
ここまでに記したことは単なる私の想像でそもそも、関西の女性が強い・関東では男性が強いというデータもありませんので真に受けないことをオススメしておきます(笑)