”超”現代語訳 日本書紀

日本書紀って面白い!! ”超”現代語訳 vol.1

古事記の現代語訳面白かったワン!! 日本書紀についても知りたいワン!!!
こま君

 

たむ
楽しんでもらえてよかった~。 今回からはコマ君の要望に応えて日本書紀について説明するよ!!

 

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はじめに

古事記と日本書紀の違いについてはこちらを読んでいただけると大体わかるのですが、日本書記の現代語訳をするにあたって、知っておいてもらいたいことがあります。

 

日本書紀には本文の他に「一書曰く」などの言葉を添えているところがあります。

本文というのは、文字通り本文ですが、一書曰くの部分はすごく簡単に言うと「こういう説もあります」という異伝の部分です。

 

本文より異伝のほうが多い箇所もあります。

この「”超”現代語訳 日本書紀」では本文を基本としながら、重要な異伝にも触れていこうと考えています。

また、せっかく古事記の現代語訳をしてきたので、古事記との相違点にも着目して進めていこうと考えています。

 

まだ古事記の現代語訳を見ていない方はこちらからご覧ください。

(もちろん古事記を読んでいない方にもわかりやすいように説明していきますよ)

 

たむ
今日は”「超”現代語訳 古事記」でいうvol.2までお話します。

では早速本編スタート!!!

 

天地開闢

昔、天地はまだ分かれず陰陽も分かれていなかったが、やがて明るいものと暗いものができました。

明るいものの方が固まりやすい性質があるので、陽の存在の天が先に出来上がり、その後に陰の存在の地ができました。

 

まず陽の働きによって神が生まれました。

最初に生まれた神は国常立尊くにのとこたちのみこと

2柱目に国狭槌尊くにのさたちのみこと

3柱目に豊斟渟尊とよくむぬのみことです。

これら3柱は陽の性質から生まれた神なので、すべて男神です。

 

古事記との違い

最初に生まれた神は天之御中主神あめのみなかぬしのかみ

その次が高御産巣日神たかみむすびのかみ

その次は神産巣日神かむすびのかみです

 

たむ
非常に尊い神には「」、それ以外には「」を用いるとしていて、どちらも読み方は「みこと」です。

 


次に陰と陽が交わって以下の神が生まれます。

埿土煮尊うひぢにのみこと沙土煮尊すひぢにのみこと

大戸之道尊おほとのぢのみこと大苫辺尊おほとまべのみこと

面足尊おもだるのみこと惶根尊かしこねのみこと

そして、伊弉諾尊いざなきのみこと伊弉冉尊いざなみのみことが生まれました。

 

これらの神は陰と陽が交わって生まれた神なので、男女一対の神で、

ここまでに現れた神を合わせて神世七代かみよのななよと言います。

 

古事記との違い

古事記では高天の原はもともと存在しており、そこに最初の神が生まれたとされていますが、

日本書記では、最初は何もない状態から天と地が分かれたとされています。

高天の原という日本的な思想を用いていない点から、中国等の諸外国の神話に合わせた形と言えます。

 

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伊弉諾尊と伊弉冉尊は天浮橋の上に立って

イザナキ
この下に国があるはずだ
イザナミ
矛を下して探ってみましょう

 

矛について滴り落ちた塩が固まってできた磤馭慮島おのごろじまに降り、国生みを始めます。

伊弉諾尊は左回りで、伊弉冉尊は右回りで島を回り

 

まず伊弉冉尊から声をかけます。

イザナミ
まあ!なんて素敵な男の人なの???

 

すると伊弉諾尊はこれに不満の色を示します。

イザナキ
道理として男である私から声をかけるべきだった。どうしてお前は女でありながら道理に背いて先に声をかけたのだ

 

結果は失敗。淡路島という不格好な島が生まれました。

 

 

反省を踏まえて、もう一度やり直すことになりました。

今度は伊弉諾尊から

イザナキ
なんて美しい女なんだ

 

これに続けて伊弉冉尊は

イザナミ
私の体には雌のものがあります

 

イザナキ
私には雄のものがある

これらを合わせて国を作りなさいということか

 

こうして二人は交わりを結ぼうとしましたが、その方法が分からずにいると、どこからか鶺鴒せきれい(鳥)が飛んできて、首と尾を振り動かしました。

2柱はこれを真似て交わり合うことに成功しました。

 

 

これにより、本州、四国、九州、隠岐島,佐渡島、北陸道、周防の大島、備前の児島半島が生まれこれらを合わせて大八洲国といいます。

 

伊弉諾尊と伊弉冉尊は海や山川、いくつかの神を生みました。

イザナキ
私たちは山川草木を生んだがどうして天下の主を生まないのか

 

そして大日孁貴尊おおひるめのみこと天照大御神あまてらすおおみかみ)を生みました。

イザナキ
この神はたいへん神秘的な神だ。手元に置いておくのはもったいない。すぐに天上の世界を治めさせよう

 

次に伊弉諾尊、伊弉冉尊は月夜見尊つきよみのみことを生みました。

イザナキ
この神は天照大御神に次いで尊い。天照大御神と並んで天上の世界を治めさせよう

 

そして次に蛭児ひるこを生みました。

しかしこの子は3歳になっても立たなかったので船に乗せて流してしまいました。

 

次に素戔嗚尊すさのおのみことを生みました。

この神は勇敢でありながら残忍で泣き虫な子であり、多くの人民を殺し、山を枯れさせるなどの横暴が目立ちました。

イザナキ
お前はたいへん横暴で手が付けられない。遠い根の国に行ってしまえ

 

古事記との違い

古事記では三貴子(天照大御神・月夜見尊・素戔嗚尊)は黄泉の国よみのくに(死者の国)から帰った伊弉諾尊が、それぞれ左目・右目・鼻を洗ったときに生まれたとされているが、日本書紀では黄泉の国のことは語られず伊弉諾尊と伊弉冉尊が共同で生んだとしており、日本的な思想を排除し、中国の陰陽思想を意識したものであると言えます。

また、天皇は伊弉諾尊と伊弉冉尊の神が共同で生んだ天照大御神の子孫という形を取りたかったということが伺えます。

 

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ある説では、天照大御神とともに月夜見尊つきよみのみことが高天の原(天上の世界)を治めるように命じられた際、天照大御神は月読尊に

アマテラス
葦原の中つ国(地上)には保食神うけもちのかみ(食べ物の神=豊受大神とようけのおおかみ)がいるらしい。行って見てきてください

と命じました。

月読尊が身に行くと、保食神は口から米や魚や肉を出して月読命を迎えたが。

しかし、月読尊はこれに激怒し保食神を切り殺してしまいました。

アマテラス
なんてことをしてくれたんだ。あなたは悪い神です。もう2度と会いたくありません

こうして天照大御神と月読尊はそれぞれ真逆の昼と夜を治めるようになったのです。

また、天照大御神が使いの者に地上の様子を見に行かせると、保食神の頭から牛馬が、額から粟が・・・腹から稲が生まれていました。

天照大御神はこれを大変喜び、地上の人々にこれらを与えたのでした。

 

またある説では、伊弉冉尊が軻遇突智命を産み亡くなった後、紀伊国熊野の地に葬られたとされています。

 

またある説では、古事記と同様に軻遇突智命を産み、伊弉冉尊は黄泉の国(死者の国)に行ってしまい、これを悲しんだ伊弉諾尊は黄泉の国に伊弉冉尊を探しに行くも、その変わり果てた姿に怯え、逃げ帰り、阿波の速吸名戸で禊をしたとされています。

 

たむ
今日はここまで!続きも見てね~

 

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